金谷フェリーで海を渡り房総へ

子連れ旅行などでちょっと困るのは、ずっと車などに乗っていて変化がなく子供が飽きてくる、という点です。かといって、色々な乗り物を乗り継いで行くのは、荷物などがあったり、子供の手を引いては大変なものです。そこで「車で行くけど車だけじゃない」という「フェリー」という選択肢はいかがでしょうか。フェリーなど船に乗るというのも楽しみの一つになりますね。

 

神奈川方面からは絶好の便利さ

金谷フェリー、つまり東京湾フェリーのことです。「かなや丸」「しらはま丸」という2隻を運行しています。アクアラインが川崎から房総へ延びているのに対して、東京湾フェリーは三浦半島の久里浜から南房総へ延びています。南房総館山方面へ渡るのにより近いのはこの交通手段でしょう。

神奈川側は横須賀市久里浜にある久里浜港。有料駐車場は1日1回1,000円。車の場合は横浜横須賀道路・佐原ICから約4kmで、くりはま花の国の近くです。徒歩や電車の場合は京浜急行「京急久里浜駅」で下車して、京急バス「東京湾フェリーゆき」で約10分です。

一方千葉房総半島側の金谷港は、千葉県富津市金谷にあります。駐車場が60台分あり600円です。富津館山道路へは、富津金谷ICまで3kmです。海岸線を走る国道127号へはフェリー入り口から100mです。徒歩や電車を使用の場合は、金谷港からJR内房線浜金谷駅が港から500mのところにあります。

車の場合、横須賀港から金谷港で降りてから館山までは、国道127号線を走るのが分かり易いです。走り始めると漁協直営食堂ばんやなどもあって、腹ごしらえして出発できます。また南房総方向にはフラワーラインもあって、絶好のドライブコースです。

 

各港で限定品を探せ!

久里浜港ターミナルには、ショップ&フードコートがあります。久里浜がある横須賀といえば「よこすか海軍カレー」です。レトルトが置いてありますが、色々種類がありますよ。実は一般家庭に普及しているカレーライスの発信の地は横須賀なのです。また、久里浜は三浦半島三崎が近いので、三崎まぐろのお土産もあります。

久里浜港ターミナルのフードコートは、この「よこすか海軍カレー」や「三崎まぐろの中落ち丼」などがフェリーの待ち時間に食べられるようになっています。

千葉房総の金谷港は、房総らしい海のもの山のもので豊富です。自家製の「牛乳まんじゅう」は酪農発祥の地の千葉らしいものですね。もちろん港ですから海産物も豊富です。かまぼこや塩辛なども種類があります。富浦の特産であるビワの御菓子や、八街を代表する千葉特産の落花生の御菓子などが色々あります。落花生などは、スーパーなどで柿の種と一緒に入っているのとはまるで違います。味も香りも違うのでお試しあれ!

金谷港には波留菜亭というレストランがあります。鮪や鯛など海鮮丼が人気です。南房総の食文化である鯨も懐かしく登場。さらに、千葉県は養豚も盛んで美味しいと評判ですが、こちらは芋豚を提供しています。肉に甘味があり臭みが少ないのが特徴です。

 

イベントや見どころをチェックしよう

東京湾フェリーをただの交通機関にせず、一つのレジャーにしてしまうところがポイントです。東京湾フェリーからは美しい夕日を観ることができるので、東京湾フェリーのホームページにはフェリーから夕日が観られる最適の運行便が記載されています。お天気さえ良ければ毎日がイベント日ですね。

フェリー船上から豪華客船を間近で見るというクルーズもあります。船が好きな方、小さい男の子などは乗り物好きも多いので喜ぶかもしれません。横浜港出航の時間がホームページに記載されていて、間近に見られる時間が記載されています。「オーシャン・ドリーム」「サン・プリンセス」「コスタ・ビクトリア」「飛鳥Ⅱ」などが観ることができます。ただしこれは遊覧チケットで、相手港へ下船することができません。

「歩こう会」という南房総の魅力を体験できるイベントの紹介もあります。南房総市「くすの木」で12月始めには正月飾りと房州太巻き寿司作り、平成26年1月では白浜・早春の花摘みと城山ウォークなどがあります。

船上のメリークリスマスというイベントもありますが、こちらは二十歳以上の大人向けですね。むしろ船上から見る初日の出が良い思い出になるでしょう。地形の関係から初日の出が2度見られることや、赤く染まる富士山が見えます。「初日の出が2度?」というのは、久里浜を出航後に途中1度目の初日の出を見ることができ、その後房総の鋸山が上った太陽を隠してしまいます。金谷港に入港する頃、もう一度初日の出を見ることができる、というわけです。久里浜港6:40便乗船の場合は、先着300名に甘酒がサービスされます。元旦は始発便が変更になるので注意しましょう。久里浜港は6時40分、金谷港は6時20分です。

 

レジャー先とコラボな、お得なチケット

東京湾フェリーの魅力は、車や電車だけでなく船にも乗れるというだけではなく、美しい景色だけでもありません。実は房総のレジャーを楽しむためのお得なチケットも販売しているのです。個々で購入するよりもお得ですよ。南房総のレジャーには、大人だとゴルフという選択があるので、ゴルフのプレー料金+フェリー乗船料金というセットがあります。が、子供連れだとやはり人気は鴨川シーワールドやマザー牧場でしょう。

『マザー牧場』のセット券は「シープ&フェリーマイカーセット」券です。フェリー車両運賃+マザー牧場入場券がセットになっています。片道のセット料金と往復のセット料金がありますが、往復で正規料金だと11,260円のところ、セット料金だと8400円。なんと2860円もお得なのです。

フェリーに車は乗せないという場合もありますね。その場合はフェリー徒歩運賃+マザー牧場までの直通連絡バス+マザー牧場入場券がセットになった日帰りフリープランがお得です。大人で往復正規料金が4480円のところ、3300円で1180円のお得です。マザー牧場は内陸にあるので、直通連絡バスは便利です。
『鴨川シーワールド』はシャチなどのショーで子供に人気ですが、こちらは「らくらくチケット」でフェリー乗船代+バス乗車代+鴨川シーワールド入園料セットになっています。大人往復の正規料金が5,400円のところ、セットは3900円。1500円もお得なのです。

フェリー車両運賃と入園券セットは「オーシャンビューチケット」で往復正規料金13,860円のところセット料金なら10,000円。なんと3,860円お得。これは見逃す手はないでしょう。

『南房パラダイス』は東京ドームの約3倍の広さの動植物園です。道の駅もありお土産購入にも一役買う場所です。フェリー車両運賃と入園券がセットになった「フローラ&フェリーマイカーセット」券がお得です。往復正規料金が9,860円のところ、セットなら7,400円で2,460円もお得になります。お土産がもう一つ買えちゃいますね。

太海も人気のスポットで太海フラワーセンターや仁右衛門島があります。この『太海フラワーセンター』『仁右衛門島入島料』に乗用車乗船券をセットにしたものもあります。